ポートフォリオの作り方シリーズ01
Webデザイナーを目指して学習していると、
「ポートフォリオって、結局どんなものを作ればいいのか」
と迷う人は多いと思います。
調べてみると、完成度の高いポートフォリオや、デザイン性の高いサイトが数多く見つかります。
一方で、それらを見るほど、自分は何を基準に作ればいいのか分からなくなってしまうこともあります。
このシリーズでは、私自身が転職活動で実際に使ったポートフォリオを題材に、
「なぜこの構成にしたのか」「何を見てほしいのか」を解説していきます。
転職エージェントや企業担当者から、一定の評価を受けた実例でもあります。
このシリーズの目的は、転職を前提にしたポートフォリオの考え方や判断軸を、実例をもとに整理し、共有することです。
ポートフォリオを作る際に迷っている人にとって、一つの参考例として役立ててもらえればと思います。
目次
このポートフォリオはどんな人向けか
この解説で扱うポートフォリオは、
Webデザインを学び始め、転職を意識し始めた段階の人を想定しています。
スクール卒や独学で学習を進め、ある程度手は動かせるものの、
「転職用として何を基準に作ればいいのか分からない」と感じている人向けです。
一方で、最先端の表現や高度なUI実装、アートディレクションレベルの完成度を求める上級者向けのポートフォリオではありません。
あくまで転職活動の場で、
- 「実務に入れそうか」
- 「考えて作っているか」
を判断してもらうことを目的としています。
ポートフォリオを先に公開
以下に掲載しているのが、
転職活動で実際に使用し、一定の評価を受けたポートフォリオです。
まずは全体の雰囲気を把握してもらうため、
ポートフォリオのURLを掲載しています。
このあと解説する内容は、
すべてこのポートフォリオを前提に進めていきます。
これから転職を目指す人にとって、
「このくらいを一つの目安にすればいいのか」
と判断する材料になればと思います。
転職活動で実際に使ったときの反応
このポートフォリオは、
転職活動の中で実際に転職エージェントや企業担当者に見せて使用しました。
書類選考や面談前の資料として提示し、
ポートフォリオを前提にした会話やフィードバックを受けています。
反応としては、
「構成が分かりやすい」「何をやってきた人か伝わる」
といった声があり、
選考の土台として問題なく成立するという感触でした。
ここでいう「一定の評価」とは、
高い評価を得たという意味ではなく、
転職活動の場で
- 内容を見たうえで話が進んだ
- 具体的なフィードバックが返ってきた
という、現実的なラインを指しています。
ポートフォリオで見られているポイント
転職活動でポートフォリオを見られる際、
評価されているのはデザインの上手さだけではありません。
もちろん、配色やレイアウト、全体の雰囲気といったデザインそのものは前提として見られます。
ただ、それ以上に重視されているのが、どんな考え方で構成しているか、何を意図して作っているかという点です。
このあとの記事では、
- なぜこの構成にしたのか
- どこを見てほしいのか
- どんな点を評価してもらいたかったのか
といった部分を、実際のポートフォリオをもとに順に解説していきます。
この解説シリーズで扱う内容
この解説シリーズでは、
先ほど紹介したポートフォリオをもとに、
転職を前提としたポートフォリオの作り方を順に解説していきます。
具体的には、
- 全体構成をどう考えたか
- 各セクションで何を伝えようとしたか
- 転職活動で見られることを意識して調整した点
といった内容を、
一つずつ分解して説明していく予定です。
いきなり完成形を真似するのではなく、
「なぜそうしたのか」という判断の過程を知ることで、
自分のポートフォリオにも応用できるように進めていきます。
これからポートフォリオを作る人へ
ポートフォリオに、
完璧な正解はありません。
ただ、転職を前提に考えるなら、判断の軸は持てると思っています。
この解説シリーズでは、
一つの実例を通して、
「こう考えると整理しやすい」という視点を共有していきます。
すべてを真似する必要はありませんが、
迷ったときの参考として使ってもらえれば十分です。
このあとから、
ポートフォリオの各パートについて、
具体的に解説していきます。
気になるところから、読み進めてみてください。